Tuesday, September 18, 2018 11:06 AM

苫東1号きょうにも再稼働 最大需要カバー

 北海道電力は18日、地震で損傷して停止した主力発電所の一つ、苫東厚真火力発電所1号機(厚真町、出力35万キロワット)を19日午前9時以降に再稼働させると発表した。当初、18日中の再稼働に向け試運転を続けたが、一部工程に想定よりも時間を要した。

 苫東1号機再稼働後の北海道電の供給力は400万キロワット近くまで高まり、この時期の最大需要を安定的にカバーできるレベルに回復する。地震に伴う特別の節電は終了し、19日以降は例年通り「無理のない範囲の節電」に緩和する。

 北海道電によると、ボイラー内で蒸気を作る水の水質改善に、想定より時間がかかった。これらの水にはボイラーやタービンの障害となるマグネシウムなどの成分が溶け込んでおり、除去する必要があるという。(共同)