Tuesday, September 18, 2018 11:07 AM

金正恩氏、米朝進展に期待 文氏、非核化へ行動説得

 韓国の文在寅大統領は18日、専用機で北朝鮮の首都平壌を訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長と党本部庁舎で2時間にわたり首脳会談を行った。両首脳の会談は今年に入り3回目。金正恩氏は6月の米朝首脳会談を歴史的と評価した上で「今後、朝米の間で継続して進展があり得る」と語り、米朝関係の進展に期待を表明した。

 文氏は会談で非核化を巡る米朝交渉の停滞打開に向け、具体的な行動を取るよう金正恩氏を説得したとみられる。金正恩氏は平壌国際空港で文氏を出迎え、南北融和をアピールした。平壌での南北首脳会談は11年ぶり。

 韓国取材団によると、金正恩氏は文氏の努力で米朝首脳会談が実現し、米朝関係が改善したと謝意を表明。文氏は年明け以降、南北関係や米朝関係の改善に乗り出した「金委員長の大胆な決断のおかげだ」と応じた。(共同)