Thursday, August 25, 2016 1:24 PM

利上げ実施「説得力強まる」 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は25日、CNBCテレビのインタビューで、米経済は堅調に改善しており、追加利上げ実施への「説得力は強まっている」と述べた。ただ、時期には言及しなかった。

 物価情勢は「いらいらするほど遅い」ものの「いくらか良くなっている」とし、雇用状況の改善が進んでいることと合わせると、堅調な消費が後押しする形で経済成長は今年後半に加速すると予想した。見込んだ通りに経済が進むならば「そう遠くない将来」の利上げを予想するとした。

 米連邦準備制度理事会(FRB)内に物価目標を現在の2%から引き上げ検討を求める声があることには「(政策の)枠組みを見直すことは健全なこと」としつつ、変更が適切か判断するにはもっと多くの情報が必要だとした。自身は、物価目標の引き上げよりも、名目国内総生産(GDP)の目標を設定する方を好むと述べた。(共同)