Thursday, September 20, 2018 10:26 AM
保冷車から異臭、苦情殺到 メキシコ、遺体150体
メキシコ中部ハリスコ州で当局が遺体安置施設が足りないとして150体以上の遺体を積んだ保冷車を駐車場などにとめていたところ、住民らから「強烈な異臭がする」と苦情が殺到、保冷車が各地にたらい回しにされる事態となっている。地元メディアなどが19日までに伝えた。
同国で10年以上も続く麻薬組織同士の抗争や、殺人事件、誘拐事件などの急増で身元不明の遺体が増え続けていることが原因。12月に就任するロペスオブラドール次期大統領も治安対策を重要課題の一つに挙げている。
異臭騒ぎを受け、地元の州知事は「(施設不足は)職務怠慢」として検視に関わる組織のトップを解雇。だが関係者の間では、施設問題は以前から報告されていたとして「解雇はスケープゴートだ」と反発が広がっている。(共同)
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