Thursday, September 20, 2018 10:26 AM

鉄鋼過剰生産で補助金議論 閣僚級会合、中国念頭

 鉄鋼の過剰生産問題を議論する国際フォーラムの第2回閣僚級会合が20日、パリで開かれる。日米欧や中国など約30カ国の担当閣僚らが中国などを念頭に、過剰生産につながる公的補助金に関して議論。会合終了後に議長国のアルゼンチン政府関係者らが記者会見する。

 鉄鋼生産を巡っては、日米欧と中国との間で貿易摩擦の一因となっている。日米欧は中国の補助金制度が安価な鉄鋼の大量供給につながったなどと主張。一方、中国側は生産能力の削減を進めていると反論している。

 国際フォーラムは昨年11月末に初の閣僚級会合をベルリンで開催。市場をゆがめる補助金の削減などを求める報告書を採択した。(共同)