Thursday, September 20, 2018 10:29 AM

米露、安倍首相3選歓迎 中国は対日関係改善へ

 自民党総裁選で安倍晋三首相が連続3選を果たしたことを米国、ロシア両政府は歓迎し、中国の習近平指導部は安倍首相に対する不信感は抑え込み、日本との関係改善をさらに進めるとみられる。ただトランプ大統領は貿易面では対日圧力を強め、ロシアのプーチン政権は北方領土問題で妥協を期待している。

 米政府は全体的に良好な日米関係の継続につながると受け止めているが、トランプ氏は最近、対日貿易の赤字解消や2国間の自由貿易協定(FTA)締結を求めており、火種を抱えている。米政府には安倍首相が憲法改正を強行に推進すれば、北朝鮮問題を巡る日米韓の連携に悪影響を与えかねないとの懸念もある。

 トランプ氏は、趣味のゴルフを通じ安倍首相と親交を深め、外交面で頼りにしていた。だが11月の中間選挙を控え、通商面の成果づくりを急いでおり、関係も微妙に変わりつつあるとされる。(共同)