Friday, September 21, 2018 11:14 AM
アイフォーン高級化に拍車 新型機の売れ行き不透明
アップルが21日発売した新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」は最上位の「10S Max(テンエス・マックス)」が歴代機種で最高価格となり、高級化路線に拍車が掛かった。端末の過剰な値引きは規制されており、値上がりは消費者を直撃する。これまでのように順調に売れるかは不透明だ。
Maxはアップルの販売価格が12万4800円(税別)から。NTTドコモをはじめ携帯大手は継続契約などを条件に値引きする。それでも実質支払額は7万〜8万円台からと高額で、2008年にソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)が国内で初めて発売した「アイフォーン3G」(実質2万3040円から)の3倍超になった。
10年前は通信料を高めに設定し、その分をアイフォーンなど端末の値引きに充てるのが主流だったが、過度な安売りが通信料の高止まりにつながると問題化。現在、KDDIとソフトバンクは通信料と端末を別々に割り引くプランを柱に据える。このため、端末の実質価格は10年前より割高になる傾向だ。(共同)
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