Friday, September 21, 2018 11:15 AM
就活日程21年卒は維持有力 6月解禁、学生不安に配慮
現在の大学2年生が対象となる2021年春入社の就職活動で、採用面接の6月解禁などの現行日程を維持する案が有力となっていることが21日、明らかになった。政府と経済界、大学が来月中旬に新設する会議で具体的な検討を進める。経団連の中西宏明会長が21年から就職活動ルールを廃止する意向を表明したのを受け、大学や学生の間で不安が広がったことに配慮し、大幅な日程の変更は避ける方向だ。
経団連は来月9日の会長・副会長会議で、現行ルールを規定した指針を審議し廃止を正式に決める。政府を含む新たな会議で就活ルールが定められても、大手企業への影響力が大きい経団連の関与が薄まることにより、有名無実化が進む恐れもある。
今の経団連の指針は、現在の大学3年生が該当する20年卒までが対象で、会社説明会が3月、面接などの選考活動は6月、内定は10月解禁としている。経団連に加盟していない新興企業や外資系企業が先行して採用に動くことも多く、人材獲得競争の上で不公平感が強いとの指摘もあった。(共同)
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