Friday, September 21, 2018 11:15 AM
障害者雇用に共通試験 省庁、水増し受け導入
政府は21日、中央省庁の障害者雇用水増し問題を受け、省庁の常勤職員の採用に障害者限定の共通筆記試験を導入する方針を固めた。本年度内に実施し、障害者の法定雇用率を達成できるようにしたい考え。今回の問題を受けた臨時の措置で、来年度以降も実施するかは今後検討する。
21日に開かれた加藤勝信厚生労働相を議長とする2回目の関係府省庁の連絡会議で、人事院が検討事項として報告した。国の33行政機関のうち、8割の27機関で計約3460人の不正算入があり、法定雇用率を大きく下回った。政府は新採用制度で雇用の確保を狙うが、採用後の雇用継続に向けた支援の在り方なども課題となりそうだ。
また、内閣人事局は、省庁の非常勤の障害者が希望すれば常勤で働ける枠組み「ステップアップ制度」も設け、勤務実績を評価して選考する方針を会議で明らかにした。(共同)
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