Friday, September 21, 2018 11:16 AM

自民改憲案提出に反対51% 「安倍1強」57%問題視

 共同通信社が20、21両日、自民党総裁選での安倍晋三首相の連続3選を踏まえて実施した全国緊急電話世論調査によると、首相が秋の臨時国会に党憲法改正案の提出を目指していることに「反対」とする回答は51.0%に上った。「賛成」は35.7%。首相が政治や行政の意思決定で大きな力を持つ「安倍1強」を「問題だ」と答えた人が57.4%、「問題ない」は33.6%だった。

 改憲への積極姿勢を含め、首相の政権運営に対する世論の警戒感が浮き彫りになった。首相の連続3選を「評価する」は29.7%にとどまり、「評価しない」が24.9%、「どちらとも言えない」は44.7%だった。

 一方、自民党の政党支持率は前回8月の調査から2.4ポイント増えて46.2%だった。2013年10月に46.4%を記録して以来の約5年ぶりの高水準。立憲民主党は6.3%となり、前回調査で初めて10%を切ったのに続き過去最低を更新した。(共同)