Monday, September 24, 2018 10:36 AM

米最高裁判事候補に新疑惑 2人目の女性が実名告発

 米誌ニューヨーカー電子版は23日、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏(53)から大学時代にわいせつな行為をされたとする女性の告発を実名で報じた。カバノー氏に対しては既に、高校時代に性的暴力を受けたと女性大学教授が告発しており、新疑惑の浮上で議会での人事承認手続きは混迷が深まりそうだ。

 カバノー氏は告発されたようなことは「起きていない」と否定する声明をホワイトハウスを通じて発表した。野党民主党の議員らは2人目の女性の告発について調査を始めているという。

 女性大学教授の告発をきっかけにカバノー氏の人事承認を巡る与野党の対立が激化。カバノー氏の人事が承認されなければ、11月の中間選挙を間近に控えたトランプ氏と共和党に痛手となる。(共同)