Monday, September 24, 2018 10:39 AM

国民、野党共闘を推進 参院選へ全国幹事会

 国民民主党は24日、地方組織の幹部を集めた全国幹事会を党本部で開き、来年の統一地方選や参院選に向けて野党共闘を推進する方針を確認した。玉木雄一郎代表ら執行部は、立憲民主党との協力関係を築いていくと説明。共産党とは、安全保障関連法廃止を求める市民グループ「市民連合」を介し連携を模索するとして理解を求めた。

 玉木氏は一連の選挙に関し「皆さんとしっかり心を合わせ、これまで以上に地方との絆を太くしたい」と述べ、11日に発足した新執行部への協力を要請。「速やかに万全の態勢を整えたい」と語り、選挙準備を急ぐ考えを示した。支持率低迷が続く党の現状に触れ、活動強化も訴えた。

 出席者からは、党の認知度向上に努めるべきだとの意見が相次いだ。平野博文幹事長は地方組織が行う広報活動への財政支援を約束。古川元久代表代行はツイッターなどを通じた政策発信で、若者ら新たな支持層を掘り起こすとした。(共同)