Monday, September 24, 2018 10:40 AM
自民人事、憲法担当が焦点 次国会提案へ議論主導
安倍晋三首相が目指す憲法改正を巡り、自民党で憲法を担当する幹部人事が焦点となっている。今秋の臨時国会に党改憲案を提案し議論を主導できるかどうか鍵を握るからだ。先の総裁選で石破茂元幹事長を支持し、首相に反旗を翻した幹部もいる。国会議員を引退したが、公明党との改憲論議のパイプ役になっている高村正彦副総裁の処遇にも注目が集まる。
総裁選勝利を受けた20日夜の記者会見で、首相は憲法改正に関し「結果が出た以上、大きな方針に向かって一致結束して進まなければならない」と強調。石破氏との9条改憲論争が決着し、自衛隊明記案の信任を得たとする認識をにじませた。
戦力不保持を定めた9条2項を削除する「石破案」は自民党が野党時代に策定したもので、隠れた支持者は党内に多い。衆院憲法審査会で野党との協議を仕切る与党筆頭幹事の中谷元・元防衛相もその一人だ。総裁選は石破氏推薦人に名を連ねた。(共同)
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