Tuesday, September 25, 2018 10:37 AM

独立闘争「終結ほど遠い」 カタルーニャ自治州前首相

 昨年10月に行われたスペイン北東部カタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票から1年を迎えるのを前に、独立派のプチデモン前州首相が24日、滞在先のベルギーで共同通信のインタビューに応じ「争いは終結にはほど遠い。(独立を目指す)立場を維持し、私たちの存在をスペイン、欧州に訴え続ける」と述べた。

 プチデモン氏は昨年10月末、スペイン当局による反逆容疑などの捜査を逃れるため、ベルギーへ拠点を移した。スペイン出国後、日本メディアのインタビューに応じるのは初めて。

 中央政府の反対を無視して住民投票を強行したことについて「私たちが行ったことを誇りに思う。自決権の行使について、中央政府が協議に応じる可能性が全くないのであれば(投票を)行う必要がある」と正当性を強調。警察が強制的に阻止を図ったことを改めて非難し、投票実施を強く支持しなかった欧州連合(EU)の対応にも「がっかりした」と述べた。(共同)