Wednesday, September 26, 2018 10:42 AM

非核化「正恩氏は本気」 韓国大統領が明かす

 韓国の文在寅大統領は25日、ニューヨークでの会合で、北朝鮮の非核化意思への懐疑論を巡り金正恩朝鮮労働党委員長が文氏に「今度こそ北朝鮮が本気だと信じてほしい」と訴えていたと明らかにした。文氏はまた、米メディアのインタビューで、朝鮮戦争の終戦宣言について金氏、トランプ大統領を加えた3者で「早期実現が望ましいとの認識が大枠でできたと考えている」と述べた。

 国連総会のため訪米中の文氏は米シンクタンクなどに招かれた会合で演説した。今年3回行われた南北首脳会談でのやりとりを紹介したとみられる。金氏は、非核化を進めなかった場合に米国から受ける報復を強く警戒していたという。

 米朝間の相互不信が非核化交渉の停滞を招いている中、仲介役として少しでも北朝鮮のイメージアップにつなげたい狙いがあるもようだ。(共同)