Tuesday, October 02, 2018 10:44 AM

米、銃規制議論進まず ラスベガス乱射事件1年

 ネバダ州ラスベガスで58人が死亡した米史上最悪の銃乱射から1日で1年を迎え、ラスベガスで追悼集会が行われた。犯人が連射を可能にするため銃に取り付けていた特殊装置「バンプ・ストック」の規制を求める声が高まったが、実施に踏み切ったのは一部自治体のみ。銃規制の議論も進んでいない。

 「私たちの心は(事件で)こなごなになり、元には戻らない。けれども立ち直り、強くなることはできる」。姉が殺害されたミンダ・スミスさんが1日朝、ラスベガスの集会で犠牲者を悼み、犠牲者数に合わせて58秒間の黙とうをささげた。

 2月にフロリダ州の高校で起きた銃乱射を受け、トランプ政権は特殊装置の規制を発表したが、実現していない。(共同)