Tuesday, October 02, 2018 10:46 AM

地震死者1200人超 インドネシア、6万人避難

 インドネシア・スラウェシ島を襲った地震と津波で、国家災害対策庁は2日、死者が1234人に上ったと発表した。発生から5日目に入り、同国当局は生存者の捜索・救助活動を続行。生存率が著しく下がるとされる72時間が既に過ぎ、時間との闘いとなっている。

 同庁によると、2日時点で行方不明者は99人、避難者は約6万2千人。799人が重傷を負った。死者のうち多くが中スラウェシ州の州都パルに集中しているが、他地域の人的被害の詳細は通信事情の悪さなどから把握しきれておらず、被害の全容解明を急いでいる。

 現地の赤十字関係者は2日、聖書を読む会が開かれていたパルの教会が土砂崩れに遭い、子ども34人の遺体が見つかったと明らかにした。(共同)