Tuesday, October 02, 2018 10:47 AM

最大規模119万戸停電 暴風で電柱倒れ、長期化

 中部電力は2日、台風24号の暴風により、管内では延べ約119万戸が停電したと発表した。同社では平成に入って最大規模。台風が管内を縦断するように通過し、広範囲で電柱が倒れるなどしたため、復旧に時間がかかっているとしている。市街地では配電線の異常箇所が多く、道路状況が悪い山間部ではさらに遅れが出ている。同社は「多くのお客に長期間ご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。

 同社によると、午後5時現在で静岡県が約13万9千戸、愛知県約1万戸、長野県約7700戸、三重県約900戸が停電している。静岡や愛知・三河地区の復旧は市街地で3日、山間部で4日になる見込み。

 暴風で倒木が電線に引っかかって電柱が倒れたり、飛来物で配電線が切れたりする被害が各地で起きたことで停電が拡大。異常発生箇所の確認、倒木や飛来物の撤去作業が必要で、浜松市では300本ほどの配電線のうち約3分の2で異常が見つかるなど、修復箇所が多く長期化している。(共同)