Friday, August 26, 2016 9:58 AM

米地裁が新たに公開命令 クリントン氏メール問題

 フロリダ州の連邦地裁は25日、2012年にリビア東部ベンガジで起きた米領事館襲撃事件以降、当時国務長官を務めていた民主党大統領候補クリントン氏がホワイトハウスとやりとりした全てのメールを、9月13日までに公開するよう国務省に命じた。ロイター通信が伝えた。

 これとは別に、ワシントン連邦地裁は今月22日、新たに見つかった約1万5000通のメールを10月中旬までに順次公開するように国務省に命令している。

 クリントン氏が国務長官時代に公務で私用メールを使った問題で、クリントン氏は既に国務省に提出した約3万通のメール以外に、個人的な内容の約3万通を消去したと説明。連邦捜査局(FBI)が復元し国務省に渡しており、両地裁で公開が命じられたメールがこの中に含まれている可能性がある。(共同)