Tuesday, October 02, 2018 10:48 AM

第4次安倍改造内閣発足 首相、自民主導の改憲強調

 第4次安倍改造内閣は2日午後、皇居での認証式を経て発足した。安倍晋三首相(自民党総裁)は石破派若手の山下貴司衆院議員を法相に抜てきし、厚生労働相に根本匠元復興相を起用。初入閣は12人、女性閣僚は1人だった。首相は官邸で記者会見し、今月下旬召集の臨時国会への憲法改正案提出に向け、党として指導力を発揮する考えを強調した。公明党との調整を巡り「真摯に議論する。公明党や国民に具体的条文を示さなければ、理解は得られない」と述べた。

 同時に「生涯現役社会」を目指して社会保障制度改革を3年間で実施することに意欲を示し「今後の最大のチャレンジだ」と位置付けた。

 首相は憲法9条に自衛隊を明記する改憲案に触れながら「自民党がリーダーシップを取り、次の国会に改正案を提出すべきだ」と明言。衆参両院での改憲案発議を受けた国民投票の時期については「国会の議論次第だ。与野党の幅広い合意を得られるよう努力する」と述べるにとどめた。(共同)