Thursday, October 11, 2018 10:11 AM

少数民族に「空前の弾圧」 米議会報告、中国を非難

 米議会の「中国に関する議会・政府委員会」は10日、2018年版の報告書を公表し、中国当局が新疆ウイグル自治区で少数民族に「空前の弾圧」を行っていると非難した。人権派弁護士の拘束やインターネット管理強化も批判し、政権に中国高官らとの会談で問題提起するよう促した。

 委員長のルビオ上院議員は記者会見で「制裁を加えるなどして中国当局者に人権侵害の責任を取らせるべきだ」と政権に訴えた。国際オリンピック委員会に対しても、中国の人権侵害を問い、22年の北京冬季五輪開催を見直すべきだと促した。

 人権への関心が低いトランプ大統領に問題の重要性を訴える狙い。米中は通商と安全保障で対立が激化しており、中国が一段と反発しそうだ。(共同)