Friday, October 12, 2018 10:28 AM

首脳会談模索を示唆 中国、トランプ政権と

 トランプ政権が中国側に11月末の首脳会談開催を打診したとの米メディアの報道を巡り、中国外務省の陸慷報道局長は12日の定例記者会見で「双方は各レベルの対話について意思疎通を続けている」と述べ、会談実現を模索していることをにおわせた。

 米国との対立が激しさを増す中、中国政府は米国批判を続けているが、米国が正式に求めれば首脳会談に応じる構えだ。だが、南シナ海や台湾の問題を巡る立場の隔たりは大きく、本格的に関係が改善するかどうかは不透明だ。

 米国はこのところ、中国による産業スパイ活動や中間選挙への介入などを相次ぎ指摘し、中国は猛反発。12日付の共産党機関紙、人民日報は「米国は貿易摩擦だけでなく、いまやあらゆる面で中国を非難している」と懸念を示した。(共同)