Monday, October 15, 2018 10:22 AM

南北、鉄道事業の進展焦点 北朝鮮、早期履行を要求か

 韓国と北朝鮮は15日、南北軍事境界線のある板門店の韓国側施設「平和の家」で閣僚級会談を開いた。双方から南北間の鉄道連結事業の担当者らも参加した。年内に目指す着工式実現に向けて進展を図れるかが焦点となる。北朝鮮は韓国に、鉄道事業を含め、4月と9月の南北首脳会談での合意に盛られた協力事業の早期履行を迫るとみられる。

 会談の首席代表は韓国側が趙明均統一相、北朝鮮側は李善権・祖国平和統一委員長が務めた。

 鉄道事業は9月の首脳会談での共同宣言に含まれている。8月に南北は、実際に列車を軍事境界線を超えて走らせる現地調査を計画したが、非武装地帯(DMZ)を管理する在韓国連軍司令部が許可しなかった経緯がある。(共同)