Monday, October 15, 2018 10:22 AM

運転中にAIと会話も シーテック、きょう開幕

 最新のデジタル家電やITの展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」が16日に千葉市の幕張メッセで開幕する。15日の報道関係者向けの事前公開でトヨタ自動車は、LINE(ライン)の人工知能(AI)「クローバ」の対話型スピーカーの機能を、車内で活用できるサービスを披露した。

 スマートフォンのアプリと車載器を連携させてクローバの機能が使えるようになり、運転席でハンドルを握ったまま声で指示できる。メッセージの送受信ができるほか、天気やニュースを教えてくれる。12月3日にサービスに対応したカーナビを発売。19年夏には目的地の設定や案内も対応できるようにする。トヨタの担当者は「(声で)安全にスマホ機能を操作できるので、交通事故ゼロを目指せる」と強調した。走行中のスマホの脇見運転防止に役立つと期待している。

 シーテックは今月19日まで開催し、主催者団体は、4日間で約16万人の来場者を見込む。19回目の今回は昨年を上回る725の企業と団体が参加する予定。多様な機器をインターネットで結ぶ「モノのインターネット(IoT)」をテーマにした展示エリアは、昨年と比べて広さを2倍に拡大した。(共同)