Monday, October 15, 2018 10:23 AM

災害復旧中心9356億円 1次補正、熱中症対策も

 政府は15日、西日本豪雨や大阪府北部地震、北海道の地震などからの復旧・復興や児童生徒の熱中症対策を中心に9356億円の追加歳出を盛り込んだ2018年度第1次補正予算案を閣議決定した。当初予算との合算額は98兆6484億円となる。24日召集予定の臨時国会に提出する。財源は建設国債で大半を賄う。

 15府県で200人超の死者を出した西日本豪雨には、復旧費として5034億円を確保した。うち、崩れた道路や堤防など社会インフラの補修に2319億円を充てる。中小企業の再建を支えるグループ補助金には314億円を配分した。

 9月に起きた北海道の地震に対しては1188億円を振り向けた。厚真町などで起きた大規模土砂崩れ対策費として128億円を盛り込んだ。台風21号、大阪府北部地震の被災地向けには1053億円を割り当てた。台風21号で破損した関西空港連絡橋の道路部分の復旧事業費として49億円を確保した。(共同)