Monday, October 15, 2018 10:24 AM
21年卒は就活ルール維持 関係省庁初会合で一致
政府は15日、経団連による就職活動ルールの廃止を受け、関係省庁連絡会議の初会合を開いた。会議には経団連や大学の関係者らも参加し、現在の大学2年生に当たる2021年卒業の学生については現行日程を維持することで一致した。月内に正式な結論を取りまとめる。学生らの不安に配慮し、早期に決着を図るべきだと判断した。22年卒から先のルールは来年度以降に議論する。
正式な結論を受けて、政府は経済団体などに日程順守を求める方針。就活ルールには形骸化しているとの指摘があるが、実効性確保の議論はなかった。
会合では就職活動について、現行の日程が定着しつつあり維持が望ましいとの意見が大勢を占めたという。経団連は当面は何らかのルールが必要との考えを示し、中長期的には新卒一括採用の見直しについても議論するよう求めた。一方、大学側は、就職採用活動は学校活動に支障なく秩序ある形で行うべきだと主張した。日本商工会議所からは、ルールの廃止で就職活動の長期化を懸念する意見書が提出された。(共同)
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