Tuesday, October 16, 2018 11:07 AM

移民1600人、米国へ ホンジュラスから

 ホンジュラスから移民の集団約1600人が15日までに米国に向け北上を始めた。米国と国境を接するメキシコが滞在などを認めるかどうかは不明だが、11月の中間選挙を控え、不法移民への「不寛容政策」を続けるトランプ政権を刺激する可能性もある。

 関係者によると、移民らは世界最悪レベルの危険な都市として知られるホンジュラス北西部サンペドロスラを出発し、隣国グアテマラに入った。支援者の一人は、移民らが貧困や暴力から逃れてきたと説明した。

 ホンジュラスの米大使館は14日、声明を発表し、移民らは米入国が認められるとだまされているのではないかと懸念を表明。不法入国を徹底的に取り締まる方針を改めて示した。メキシコ政府も声明で法に基づき対処する構えを強調した。(共同)