Monday, October 22, 2018 10:09 AM

携帯料金、過大広告規制へ 来年10月下げへ整備と菅氏

 総務省は22日、携帯電話やインターネット光回線の料金の過大広告に対する規制強化の議論を開始した。条件付きで一部の利用者のみに適用される最安値を前面に押し出した表示が、誰でもその料金で利用できると誤認されていないか検証する。菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、携帯電話の料金について、来年10月の楽天の新規参入などをにらみ、競争促進による値下げ環境を整備する考えを示した。

 携帯大手の料金プランは、2年契約や端末代金とのセット割引で複雑化している。光回線の契約などの条件を満たした場合のみ提供する最安値を訴えた広告も多い。

 総務省は情報通信分野の消費者保護の在り方を検討する会議の初会合を22日開いた。来年2月に検討内容の中間報告を取りまとめる。(共同)