Monday, August 29, 2016 10:00 AM

MVP候補の22歳シーガー 遊撃の球団本塁打記録更新

 大リーグ、ドジャースのシーガーが27日のカブス戦で23号本塁打を放ち、1930年にグレン・ライトがマークした遊撃手の球団最多本塁打記録を更新した。メジャー2年目ながら新人王の資格を持つ22歳の強打者は、打率も7月半ばから3割台をキープ。新人王争いで同僚の前田らをリードしているばかりか、最優秀選手(MVP)の候補にも挙げられている。

 シーガーは「こういう記録がつくれるのはうれしい。でも試合中はそういうことは考えない。個人記録は将来、自分のキャリアを振り返ったときに祝いたい」と浮かれることなく話す。守っては193センチの長身で左右に柔らかい動きを見せる。強肩も武器で、三遊間の深い位置からの一塁送球は正確。「いい守備をするためには、試合前からの準備が大事」と足元を見つめている。

 ロバーツ監督は打線の中軸でも起用。打撃練習で広角に打ち分けるのを見ながら「打てるポイントが多く、タイミングを狂わされても強いスイングができる。このまま伸びれば、歴史的な選手になるのでは」と目を細めていた。(共同)