Wednesday, October 24, 2018 10:42 AM

習氏、経済特区の深セン視察 中国経済の減速懸念払拭

 中国の習近平国家主席は24日、故トウ小平氏が提唱した改革・開放政策をけん引してきた経済特区の広東省深セン市を視察した。今年は同政策の開始から40年に当たり、習氏の広東省訪問は約6年ぶり。改革・開放政策の成果と継続をアピールし、米中貿易摩擦による中国経済の減速懸念を払拭するのが狙いとみられる。

 新華社電によると、習氏は深セン市で「改革開放展覧館」を訪れ、40年の歩みをまとめた展示を見学した。

 22日に広東省入りした習氏は、珠海市で海上大橋の開通式に出席したほか、家電大手の珠海格力電器を視察。「自力更生(の精神で)奮闘し、技術革新を成し遂げなければならない」と従業員にハッパを掛けた。米中貿易摩擦が激化する中、米国に依存せず、自前で核心技術を向上させる必要性を強調した。(共同)