Wednesday, October 24, 2018 10:43 AM
改憲「幅広い合意を確信」 首相、3年で社会保障改革
第197臨時国会が24日召集され、安倍晋三首相は衆参両院の本会議で所信表明演説を行った。憲法改正を巡り「与党、野党といった政治的立場を超え、幅広い合意が得られると確信している」と述べ、改憲案の取りまとめに期待を示した。来年10月の消費税率10%への引き上げに備えた経済対策に努め、今後3年で社会保障制度を全世代型に改革すると強調。北朝鮮の完全非核化と日本人拉致問題の解決へ「あらゆるチャンスを逃さない」と言明した。自由貿易推進への決意も表明した。
野党は、閣僚の「政治とカネ」問題や障害者雇用水増しなどで政権を追及する構えで、与野党の攻防激化は必至だ。
首相は改憲について、連続3選を果たした9月の自民党総裁選で公約している。演説では「憲法審査会に政党が改憲案を示すことで国民の理解を深める」として、党改憲案提示に意欲を示した。改憲実現へ歩を進めたい考えで、今国会最大の焦点となる。(共同)
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