Thursday, October 25, 2018 10:43 AM
ドゥテルテ氏に健康不安説 73歳、支持に影響も
フィリピンのドゥテルテ大統領(73)に健康不安説が浮上している。過去にも複数の持病があると明かしていたが、がん検査を受けたことを今月公表し、臆測が強まった。世論調査では高齢のドゥテルテ氏の健康状態を懸念する人の割合が半数を超え、盤石な国内支持にも影響を与えかねない。
「3週間前、内視鏡検査を受けた。結果を待っているが、がんならがんとはっきり言う」。ドゥテルテ氏は今月4日の演説で突然こう明かし、「苦痛を長引かせたくない」としてがんが進行していれば治療しないと述べた。
この前日、ドゥテルテ氏は閣議を欠席。いぶかる報道陣に、ロケ大統領報道官(当時)は「休暇中」とけむに巻き、ゴー大統領特別補佐官(同)は「前日の国内視察で疲れているだけだ」と説明した。ところがドゥテルテ氏自身が「その日は再検査を受けていた」と「告白」。最終的に検査結果は陰性だったが、国民の間に健康不安説が広がった。(共同)
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