Tuesday, October 30, 2018 10:30 AM
トランプ氏、攻撃緩めず 審判へ1週間、事件続発
米政権への審判となる11月6日の中間選挙まで10月30日で1週間になった。野党民主党が議会多数派の奪還を狙い、与党共和党と激しく競り合う中、民主党有力者への爆弾郵送やユダヤ人を狙った憎悪犯罪(ヘイトクライム)が続発している。トランプ大統領は敵意をあおり社会の分断を拡大させた責任を否定し、民主党やメディアを攻撃。有権者の関心は非常に高く、不在者投票は記録的ペースで伸びている。
「民主党が勝てば増税し、不法移民を招き入れる」。トランプ氏は連日の選挙集会で保守層の危機感を高め、共和党への投票を鼓舞。相次ぐ事件について「フェイク(偽)ニュースがわが国の分断や憎悪をあおるため私や共和党、保守層の非難に全力を挙げている」と主張し、責任追及の矛先をそらすのに躍起だ。
10月中旬のウォールストリート・ジャーナル紙の世論調査によると、共和党支持者のうち「選挙に非常に関心がある」と答えたのは68%に上り、民主党支持者の72%に肉薄している。1〜9月の平均は民主党が10ポイントも高かったが、トランプ氏の期待通りに差が縮まった。(共同)
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