Thursday, November 01, 2018 11:05 AM

日航副操縦士、英で逮捕 大量飲酒、検査の不正も

 日航は1日、現地時間10月28日出発のロンドン発羽田行き日航44便に乗務予定の男性副操縦士(42)が、呼気から英国の運輸関係法令で基準値の10倍を超えるアルコールを検出され、現地の警察当局に逮捕、拘束されたと発表した。出発の約1時間40分前の日航による検査で、異常はなかったが、不正にすり抜けた可能性がある。

 全日空グループでは10月、機長が搭乗前日の飲酒で体調不良となり、機長交代で5便に遅れが出た。国土交通省は相次ぐ飲酒不祥事を重くみて、国内の全航空会社に今月30日までに飲酒対策を報告するよう求めた。

 日航によると、44便は現地時間の28日午後7時出発予定。副操縦士は27日午後6時から28日午前0時まで、ワイン2本と缶ビール5本を飲んだと説明した。(共同)