Monday, August 29, 2016 5:40 PM

米のシリア難民1万人に 米補佐官が声明発表

 ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日声明を発表し、昨年10月以降、内戦中のシリアから受け入れた難民が、今年9月末の期限前に目標の1万人に達すると明らかにした。1万人目のシリア難民は同日中に米国に到着する予定。

 難民問題への取り組みが不十分だと批判されてきた米政府は、2016会計年度(15年10月〜16年9月)に1万人のシリア難民を受け入れる方針を昨年9月に表明。ライス氏は期限前に目標を達成できたとした上で、「米国に到着した難民を歓迎する」と述べた。

 オバマ米大統領は、国連総会開催中の9月下旬に難民支援資金に関する首脳級会合を主宰する予定で、国際社会の取り組みに弾みを付けたい考えだ。(共同)