Monday, August 29, 2016 5:40 PM

民進党代表選 「第三の候補」注視 出馬2陣営、構図変化も

 9月2日告示の民進党代表選に立候補を表明した前原誠司元外相(54)、蓮舫代表代行(48)の両陣営が「第三の候補」の動向を注視している。当て込んだ支援が得られなくなる懸念に加え、選挙の構図が変わってくるからだ。候補者が3人以上出た場合、決選投票での「2、3位連合」も視野に入れざるを得なくなり、党内の駆け引きが激しくなっている。

 「民進党への国民の期待が高まる選挙にしたい」。前原氏は29日、東京都内での選挙事務所開きで、代表選に臨む決意を重ねて強調した。

 支持拡大に向けた動きも本格化させている。29日、出馬に意欲を示す長島昭久元防衛副大臣(54)と国会内で会い、支援を要請。長島氏は自らの立候補を見送り、前原氏を支える考えを伝えた。現執行部メンバーの多くが蓮舫氏支持に回るとみられる中、福山哲郎幹事長代理は29日、取材に対し、前原氏を支持する考えを表明した。(共同)