Tuesday, November 06, 2018 9:38 AM

老朽建物崩壊、2人死亡 仏マルセイユ、6人不明か

 フランス南東部マルセイユ中心部で5日、隣接する老朽化した建物2棟が崩壊し、同国メディアによると6日にがれきの中から2人の遺体が見つかった。カスタネール内相は5日夜、崩壊した際に住民ら8人が建物内にいた可能性があると明らかにしており、消防当局は徹夜で捜索作業を続けた。

 報道によると、2棟は4、5階建てで観光地の旧港近くの下町にあった。1棟は2008年以降立ち入り禁止とされていたが、もう1棟は住宅として使われていた。2棟の崩壊後、さらに隣の1棟も部分的に崩れた。この建物は12年から使用禁止となっていた。

 崩壊直前に建物前にいる姿が監視カメラに写っていた2人も巻き込まれた可能性があるとされたが、当局者は6日、難を逃れたとみられると述べた。がれきの下の路上からはぺしゃんこになった車も見つかった。(共同)