Tuesday, August 30, 2016 11:13 AM

海軍オスプレイ日本配備へ 26年までに現行機と交代

 米海軍の報道担当者は29日、海軍用の輸送機CMV22オスプレイを日本に配備すると共同通信の取材に明らかにした。配備時期は2021〜26年になる見通し。第7艦隊の原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機として運用されている現行の輸送機C2グレイハウンド2機と交代する。海軍用オスプレイは岩国基地(山口県)に配備される見込み。

 オスプレイには海軍用のほか、海兵隊用のMV22と空軍用のCV22があり、米軍は海兵隊用を普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で既に運用している。空軍用も17年に横田基地(東京都)に配備する予定で、海軍用はこれらに次ぐ配備計画となる。

 米軍はオスプレイの信頼性を強調しているが、これまでに墜落事故が相次ぎ、日本国内では安全への不安が根強い。しかし、米側はテロ掃討作戦や警戒監視活動など実戦投入の結果を踏まえ、安全性に自信を深めている。(共同)