Friday, November 16, 2018 9:12 AM

米、アサンジ氏訴追準備か 移送ならロシア疑惑捜査進展も

 米司法当局が内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏を訴追する準備を進めているとウォールストリート・ジャーナル紙電子版が15日伝えた。実現すれば、2016年米大統領選を巡るロシア疑惑の捜査に重要な進展となる。複数の関係筋の話として報じた。

 アサンジ氏はロンドンのエクアドル大使館に籠城しているが、米当局は米国への身柄移送に楽観的な見方を示しているという。

 ウィキリークスは大統領選中、民主党候補クリントン氏の陣営から流出した大量のメールを暴露した。メールはロシアが選挙に介入するためサイバー攻撃で不正に入手したと米当局は断定。介入疑惑を捜査するモラー特別検察官は、トランプ大統領の元顧問ストーン氏とアサンジ氏の関係を重点的に調べている。(共同)