Monday, November 19, 2018 9:11 AM

移民歓迎せずと改めて強調 トランプ氏「家に帰れ」

 中米諸国から米国を目指す移民キャラバン(集団)の到着が続くメキシコ北西部の町ティフアナで反移民感情が高まっていることを受け、トランプ大統領は19日までに「米国も(移民集団の)侵略に準備ができていない。家に帰れ」とツイッターに書き込み、改めて移民を歓迎しない姿勢を強調した。

 ティフアナのガステルム市長が16日の記者会見で移民到着が今後「少なくとも半年は続く」と指摘し、受け入れは限界に近いと述べたことを受けた投稿。トランプ氏は「米国も同様だ」とし、メキシコ国境の壁建設と警備強化の必要性を訴える持論を展開した。

 こうした状況に、移民の支援を続けるメキシコの人権団体などがガステルム市長の発言は「ヘイト(憎悪)キャンペーンだ」と猛反発。トランプ氏と市長の発言は人種差別や外国人嫌いを助長させると激しく批判した。(共同)