Tuesday, November 20, 2018 9:41 AM

米大統領に20日報告か サウジ記者殺害で情報機関

 米国在住のサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件で、トランプ大統領は20日、米情報機関の包括的な報告を受ける見通しだ。事実上のサウジ最高権力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の関与を認定するかどうかが焦点。報告を受けた後、サウジとの関係を重視するトランプ氏がどう対応するか注目される。

 国際社会や米議会が真相解明を要求する中、トランプ氏はサウジへの圧力強化に慎重な姿勢を堅持。皇太子の関与にも否定的な発言を繰り返しており、可能な限りサウジへの「厳罰」は避けたい考えとみられている。

 ポンペオ国務長官は20日午後(日本時間21日午前)、徹底捜査を訴える急先鋒トルコのチャブシオール外相とワシントンで会談する予定。カショギ氏殺害への対応を巡り協議するとみられる。(共同)