Tuesday, November 20, 2018 9:41 AM

即位儀式の簡素化決定 参列者限定、立食形式も

 政府は20日、皇位継承に伴う一連の儀式の詳細を検討する「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)の第2回会合を開いた。新天皇の即位後に国内外の賓客を招く「饗宴の儀」を簡素化するため、参列者の範囲を前回より絞り、一部を立食形式にして回数を減らす方針を決めた。新天皇、皇后の負担軽減にもなる。国民に即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」で使う車両は、安全性能に優れたオープンカーを調達すると決めた。

 この日は、儀式や祭祀の細部を詰める宮内庁の「大礼委員会」の第2回会合も開かれ、来年11月14〜15日に皇居・東御苑で実施される代替わりの重要祭祀「大嘗祭」の中心儀式である「大嘗宮の儀」に、前回より約200人少ない700人程度を招待することを決めた。

 首相は式典委員会で「皇位継承まで半年を切った。2019年度予算案の編成に必要となる重要な諸事案を検討し、決定した」と述べた。(共同)