Tuesday, November 20, 2018 9:42 AM

中比、一帯一路で協力 首脳合意、南シナ海も

 中国の習近平国家主席は20日、フィリピンを公式訪問し、首都マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)でドゥテルテ大統領と首脳会談を行った。中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」への協力や、石油や天然ガスの開発、農業や観光分野などの協力強化で合意した。

 習氏は会談後の共同記者発表で「中国とフィリピンは南シナ海で多くの利益を共有している。友好的な話し合いを続け、相違点をコントロールしなければならない」と述べた。

 ドゥテルテ氏は、習氏との2016年10月の初会談からの2年間で「幅広い分野で協力を進めるための土台を懸命に築いてきた」と述べ、両国関係の改善を強調した。(共同)