Tuesday, November 20, 2018 9:43 AM
宇宙、サイバーを優先整備 政府、防衛大綱の概要提示
政府は20日、有識者による「安全保障と防衛力に関する懇談会」を開き、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」の概要案を提示した。防衛力の強化に向けた優先的な整備事項として「新たな戦場」ともいわれる宇宙やインターネットがつくり出すサイバー空間といった新領域での対応能力の早期向上を挙げた。今後、予算や人員を重点配分する。
相手のミサイル発射台などを破壊する「敵基地攻撃能力」の保有に関し、岩屋毅防衛相は20日の記者会見で「日米の役割分担として、敵基地攻撃能力は米側に依存するという考え方に変わりはない」と述べ、新大綱には明記されないとの見解を示した。
人工知能(AI)やレーザーといった従来の防衛の常識を覆す「ゲームチェンジャー」と呼ばれる最先端技術に重点的に資金投入すべきだとした。大型の水中ドローン(無人潜水機)を含めAIを活用し無人化した装備品の導入などが念頭にある。(共同)
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