Wednesday, November 21, 2018 9:23 AM

マウアー、涙の引退会見 ツインズ一筋、09年MVP

 大リーグで地元ミネソタ州を本拠地にするツインズ一筋でプレーし、2009年に捕手としてア・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いたジョー・マウアー(35)が引退を発表した。12日にミネアポリスで行われた記者会見は誠実な人柄を感じさせた。冒頭で10分以上、お世話になった人の名を挙げ「あなた方なしでは自分の選手人生はなかった」と涙ながらに感謝した。

 脳振とうに苦しみ、14年からは一塁転向を余儀なくされた。今年5月にも同じ症状に悩まされ、結果的に引退を選択。ファンに向けたメッセージで「将来の健康と家族への影響をこれまで以上に考える自分がいた」と決断の経緯を説明した。

 01年にミネソタ州セントポールの高校からドラフト全体1位で入団。06、08、09年と3度の首位打者を獲得し、通算では3割6厘、2123安打の数字を残した。守備のベストナインに相当するゴールドグラブ賞にも捕手で08年から3年連続で選出された。(共同)