Monday, November 26, 2018 9:28 AM

「博覧会協会」設立を決議 25年開催へ体制整備加速

 2025年国際博覧会(万博)の大阪開催を目指して官民で組織された誘致委員会が26日、国会内で役員会を開き、万博の運営主体となる「2025年日本国際博覧会協会」(仮称)の設立準備を進めると決議した。誘致委会長の榊原定征経団連前会長は終了後の記者会見で、協会の体制が年内にも固まるとの見通しを示した。

 政府や大阪府、大阪市、経済界の調整次第で、早ければ年内にも協会が始動する。年明けにも設立する方向だったが、体制整備を前倒しして作業を急ぐ狙いがある。協会トップには経団連の中西宏明会長が就く方向で調整が進む見通し。

 一方、万博の事業計画策定に向け、関西各地の自治体にサテライト会場を設ける場合、それぞれ経費負担を求める方向で大阪府などが検討を進めることが26日分かった。各自治体は海外に向けた発信の機会としての活用を模索するとみられる。(共同)