Tuesday, November 27, 2018 9:45 AM

米当局、移民集団69人拘束 催涙ガス使用に批判も

 米メディアによると、米税関・国境警備局幹部は26日、カリフォルニア州サンディエゴと国境を接するメキシコ北西部ティフアナで25日に起きた移民集団(キャラバン)によるデモの混乱に乗じて米国に不法入国した69人を拘束したと明らかにした。メキシコ当局も98人を拘束し、強制退去処分としたと公表した。当局者によると、98人の多くは中米ホンジュラス出身。

 一方、税関・国境警備局が当時、催涙ガスを使ったことに批判が広がった。子どもを抱えた母親に向かっても発射していたとされ、メキシコ外務省は26日、懸念を表明、徹底調査を申し入れた。

 トランプ大統領は同日、記者団に「非常に乱暴な人々に襲われたので催涙ガスを使った」と述べ、問題はないとの認識を示した。子どもには「使っていない」とも反論した。(共同)