Tuesday, November 27, 2018 9:51 AM

入管法改正案、衆院通過 与党と維新、採決強行

 外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案は27日の衆院本会議で自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決、衆院を通過した。与党側は12月10日の国会会期末までに成立させたい考えで、法務委員会に続き、採決を強行。28日の参院審議入りを図る。法務委での審議時間が短く、内容に不備があるとして野党側は抵抗の構えを崩しておらず、参院でも与野党の攻防が激しくなりそうだ。

 本会議採決前に反対の立場で討論に立った立憲民主党の山尾志桜里氏は「偽りのデータを土台にした空っぽの法案だ。きちんと制度設計するための議論を続けるのは国会の責務だ」と主張。自民の平沢勝栄氏は「人手不足は深刻で、一日も早く成立させる必要がある」と賛成意見を述べた。

 山下貴司法相は本会議後に国会内で「これからも私自身の言葉で説明を続け国民のためになる法律にしたい」と語った。(共同)