Wednesday, November 28, 2018 10:09 AM

バスケ歴約4年で代表入り 東京五輪目指すアヴィ幸樹

 バスケットボールの競技歴が約4年という短さで男子日本代表に上り詰め、本場米国で2年後の東京五輪を目指すホープがいる。ジョージア工科大2年のシェーファー・アヴィ幸樹(20)は身長205センチのセンターで「(プロリーグの)NBAも身近にある今のレベルの高い環境で自分を磨いている。東京五輪で開催国枠を取れたら絶対に出たい」と熱く語る。

 米国人の父と日本人の母の間に大阪で生まれ、兵庫県で育った。16歳で東京に移り住んだのを機にサッカーから転向。当時既に200センチを超えていた身体能力を買われて18歳以下の日本代表に選ばれ、今年はフル代表でもデビューを果たした。

 ジョージア工科大が所属するアトランティック・コースト・カンファレンスは、AP通信の最新ランキングで3位のデューク大や4位のバージニア大も所属する全米屈指の強豪地区だ。チームでは控えで16日のイースト・カロライナ大戦では終了間際に今季初出場を果たしたが、無得点に終わった。学業も全米上位の大学で、物理専攻に進んだシェーファーは文武両道を目指している。(共同)