Thursday, December 06, 2018 9:16 AM

死亡、7割近くが20代 少ない記載、状況分からず

 2015〜17年の3年間で事故や病気、自殺などにより、外国人技能実習生69人が死亡していたことが6日分かった。69人は18〜44歳で、7割近くを20代が占めた。法務省が集計した資料には「死亡原因」の欄はあるが「交通事故」「溺死」「自殺」「心不全」などとだけ記載され、状況が一切分からないケースが多かった。法務省は「内容を把握していない」として今後調査する考えを示したが、野党側は「ずさんな対応だ」と非難、原因究明を求めている。

 資料は立憲民主党の有田芳生氏が公表。死亡原因のほかに死亡日、国籍、年齢、性別、職種などが一覧表の形で記載されていた。

 「自殺」と記載されたのは6人。しかし、ほかに「殺虫剤を飲んだことにより死亡。飲んだ理由は不明」「踏切内で電車にはねられ死亡。事故か自殺かは警察が調査中」などと、自殺の可能性が残る事例もあった。(共同)